クレージーボーイズ | |
公開日 | 1988年10月29日 |
上映時間 | カラー100分 |
配給 | 松竹富士 |
製作 | 松竹 ライトビジョン |
▼スタッフ
原作 | イカンガー岩崎、根岸康雄『塀の中の懲りない少年たち』(双葉社刊) |
監督 | 関本郁夫 |
脚本 | 関本郁夫 松本 功 |
プロデューサー | 鍋島壽夫 中島芳人 |
音楽 | 松下 誠 |
▼キャスト
加藤昌也 坂上 忍 長江健次 山本理沙 會川修二 山崎直樹 山口祥行 竹中直人 小沢仁志 西川のりお 片桐はいり 堀江しのぶ 石橋蓮司
▼山本理沙さんの役名
原田加奈子(ヒロイン)
▼ストーリー
"フケのガン"こと岩木保(加藤昌也)は18歳の夏、車泥でパクられ少年院に入院。ギンジ(坂上忍)らとはじめは対立するが、やがて友情が生まる。ある日ガンは脱走し、仲間達のマンションで出会った美少女・加奈子に一目惚れしてエレベーターの中で襲うが再び捕まってしまった。退院したガンは加奈子と再会し、二人は反発しながらも惹かれていく。
▼コメント
山本理沙さんにとって最後のフィルモグラフィーとなってしまったのがこの映画です。
ただ、撮影自体は前年の暮れ頃に行われていたようですし、また、映画の公開前後頃の理沙さんは事実上既に引退状態になっていたのではないでしょうか。
内容は安部譲治原作でヒットした映画『塀の中の懲りない面々』の、少年版と言ったところで、理沙さんの役柄は主演加藤昌也の恋人の、暴走族の少女。
この作品での理沙さんは、チャームポイントでもあったあの特徴的な太い眉を細く剃ってしまい、大きくイメチェンしていますし、
ストーリー上でもベッドシーンや妊娠・流産があったりするなど、従来になかったややシリアスな汚れ役に挑戦しています。いろいろな意味で少女アイドルからの脱皮をはかろうとしていたのかもしれませんが
・・・。ちなみに、この年9月に若くして亡くなった堀江しのぶにとってもこれが遺作となってしまいました。