●PEEK A BOO 4/4
「PEEK A BOO」の4本目。「続・青いメビウス」の総集編です。放送日(推定)1986年9月25日。


理沙さんたちのトーク出演部分がないので、レギュラー放送が終了した後で「続・青メビ」の総集編だけを放送したようです。

あれから1年・・・夏。

西の方そっくりの東郷様と暮らす浅野。

でも東郷様は事故で死んでしまう。

そこへ帰ってきた西の方。君島と再会し一夜をともに。。

浅野にも電話する西の方。東郷様と西の方は従姉妹同士だった。

君島と久しぶりに再会した浅野。だが浅野と西の方が一緒なのを知った君島は店を飛び出す。

浅野「どうして逃げるの君島・・・ずっとずっと、心配してたんだよ」
君島「浅野も相変わらずね!いつもそうやっていい子ぶって・・・私のこと憐れんで!」
浅野「・・・君島も相変わらずね。いつもそうやって逃げてばっかり。いいわ、そうやって私のこと一生憎んでるといいわ!」
・・・決定的に仲違いする2人。

独りお酒を飲む浅野。そこへ現れた西の方。
浅野「・・・抱いてください」
そして2人は一夜を共に。。。
浅野「最初から・・・こうなればよかった・・・そうすれば、誰も傷つかずにすんだのに・・・」

翌朝。
西の方「来週から仕事でミラノへ行くの。一緒に行かない?」
浅野「一晩一緒だからって恋人扱いしないで。楽しかったわ。さよなら・・・」

浅野に振られた西の方は君島とよりを戻そうとするが・・・
西の方「来週から仕事でミラノなの。そのあとパリでコレクションがあるんだけど、ねえ一緒に行かない?」
西の方の顔にグラスの酒を浴びせる君島。
君島「あたしはあなたのおもちゃじゃないわ!1年前を引きずってるのはあなただけよ!」

夏から秋へ・・・季節は変わる。でも変わらないのは「青いメビウス」。
街を1人彷徨う浅野。

或る日、鏡の背後から・・・西の方の声「あら・・・ディオリッシュモの香りね・・・」

その瞬間、時間と空間が回帰して最初の場面に戻る。
・・・「あら?ココシャネルの香りね・・・」
はっとして振り向く浅野。。。(終わり)

というわけで「青メビ」総集編を中心とした「PEEK A BOO」4回分の中身をざっと紹介して参りました。「瑠璃彩」とは異なり、こちらの方は小野リエの「敗北」で終わっているのが特徴です。ただ、「瑠璃彩」で最後が百合の招待状で終わり、物語の最初に回帰していたのと同様に、こちらも百合の物語はまだ連環していくという形になっています(「瑠璃彩」では女王の座が次から次へ継続していったのに対して、「青メビ」では浅野個人の身の上の出来事として継続していくのですが)。また女学院物の「瑠璃彩」より「青メビ」の方がちょっと大人の設定の分、より当時の世相を映し出している気がします。
3/4
PEEK A BOO 山本理沙メモリーズ



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