●瑠璃彩夢物語 第3話
★ストーリー
麻美が落とした封筒を夏目圭一が届けに来る。
偶々居合わせたゆかりは、それが百合のパーティーへの招待状だと知り、麻美に見られないよう夏目を表に連れ出す。
ゆかり「ねえ夏目君お願い、このこと知らなかったことにして」
夏目「どうして」
ゆかり「どうしても」
夏目「百合のパーティーの招待状だろ。おいお前、彼女をそんなとこへ行かす気か」
ゆかり「私が決めることじゃないけど、でも止めた方がいいと思う。だって・・・」
夏目「だってなんだよ。だいたい誰がこんなもん寄越すんだよ」
ゆかり「わからない・・・。でも聖彩華学院には昔から噂があるのよ、毎年1学期の最初の土曜日に開かれるパーティーに悪い噂・・・」
夏目「悪い噂?・・・」


バーで1人飲んでいる橘麗華。
麗華「今日は何曜日かしら」
バーテン「火曜日ですよ」
麗華「土曜日まであとどのぐらい?」
バーテン「は?」
麗華「こんなに土曜日が待ちどおしいなんて・・・1年に1度だけだわ・・・」

麻美の部屋。シャワーから上がった麻美が髪を拭いているとゆかりが戻ってくる。
麻美「どうしたのよ、急にどこか行っちゃうんだもん」
ゆかり「夏目君からデートの申し込み」
麻美「(軽く動揺して)そう・・・よかったじゃない」
ゆかり「ばーか、あたしじゃなくて桂木に」
麻美「え?」
ゆかり「土曜の夜ですって。桂木は絶対OKだって言っちゃったからね(笑)」
その時チャイムが鳴って玄関に出るゆかり。1人になった麻美は嬉しさに思わず微笑するが・・・。

第2話 第4話
瑠璃彩夢物語 山本理沙メモリーズ







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