●瑠璃彩夢物語 第5話
★ストーリー
橘麗華の屋敷を訪れた夜から、佐伯ゆかりが行方をくらましてしまった。 麗華は、ちゃんと家の前まで送って行ったと言う。 麻美は心当たりを捜すが見つけ出すことができなかった。 ゆかりの行方を心配する丸井と麻美に対して、夏目圭一は放って置けばいいとつれない態度を取る。
実はゆかりは、夏目の部屋にいた。 あの晩ゆかりは、麗華の誘いに乗り、百合に落ちてしまっていた。 そのため帰れなくなったゆかりは夏目を頼って匿われていたのだ。
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夏目は麗華のもとを訪れる。
麗華「何かしらわたくしに御用って」
夏目「俺はなあ、人を人とも思わねえ奴が大嫌いなんだ。特になあ、人をおもちゃにしか考えられねえ奴はな」
麗華「誰のこと言ってるのかしら」
夏目「佐伯ゆかり・・・彼女が姿を消して一番気にしているのはあんたじゃないですかね」
麗華「何のこと言ってるのか全然わからないわ」
夏目「俺もわからねえな、あんたの趣味が。女が女に手出して何がおかしいんですか。俺はあんたのやってことが正気の沙汰とは思えねえ」
麗華「あなたのような下等な男から見ればそうかもしれないわね」
夏目「俺が下等ならなあ、あんたは人間以下だ」
麗華「それ以上言うと許さないわよ。・・・あなたも今に自分のバカさ加減がわかるわ。佐伯ゆかりは黙っていてもここに戻って来るわ。 邪魔しようとしても無駄なのよ」
夏目「そんなバカなことがあるものか。現に今だって・・・」
麗華「・・・あなたのところにいるのね。教えてくれてどうもありがとう。そうだわ、私のお知り合いで彼女のことを一生懸命捜しているお嬢さんがいるの。教えて差し上げてもいいかしら」
夏目は憤然として部屋を出る。麗華は麻美に電話をして告げる。
「佐伯さん、今男の人のお部屋にいるわ。ほら、いつかディスコの前で会ったあなたのお友達。昨夜もずっと彼と一緒だったみたい・・・」
夏目とゆかりの仲を誤解した麻美は泣きながらマンションを飛び出す。。。
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