●瑠璃彩夢物語 第15話 |
★ストーリー |
ゆかりと丸井から、あの日以来桂木麻美が行方不明だと聞かされた夏目圭一は橘麗華の家へ行こうと部屋を飛び出す。 しかし追いかけてきた丸井に 「行ってどうすんだよ。麻美ちゃんの気持ちを踏みにじったのお前だろう!」 となじられ思いとどまる。 そのあと丸井とゆかりは橘麗華の家を訪れる。 ゆかり「3日前の夜のことを知りたいんです。それともうひとつ、桂木が今どこにいるのか知っていたら教えていただきたいんです」 そこへ夏目圭一が来たと連絡。 部屋を出てきた麗華を廊下で問い詰める夏目。 夏目「桂木麻美をどこにやった?」 麗華「あの子は今朝この家を出て行ったわ。確かにゆうべは一緒だったわ。でもそれ以上のことはお答えしかねるわ。 あなたには何の関係もないことよ」 夏目「桂木麻美に何をしたんですか。あの夜傷ついてあなたの元に逃れるしかなかったあの子に・・・。 俺には聞く権利がある。俺は・・・桂木麻美が好きだ!」 部屋の中でそれを聞いてはっとするゆかり。丸井は「あの野郎・・・」と部屋を飛び出して来て 「お前自分で何言ってんのかわかってんのかよ!」と夏目を殴る。 夏目「先輩・・・先輩の言うとおりですよ。どうして俺はもっと強引になれなかったんでしょうね。 桂木麻美を・・・欲しいものを何としてでも手に入れなかったんでしょうね。負けるのがイヤで戦わないなんて男として最低ですよね・・・」 丸井「ああ最低だよ。隣にいるゆかりちゃんはどうなんだよ。お前は最低の奴だよ!」 麗華「・・・これで最後の幕が降りたと言うわけね・・・」 と、桂木麻美の手紙を渡して去ってゆく。 麻美の手紙を読んだ夏目は夜の公園の噴水に飛び込む。 |