雑誌記事再録
●自己紹介モノローグ
『GORO』1985年11月14日号掲載
雑誌『GORO』1985年11月14日号(第275号)に山本理沙さんの自己紹介記事が掲載されています。
当時理沙さんは「11月の夏」で歌手デビューする直前でした。
芸能界に入る前の中学生時代のことや、理想のデートについてなどを語っています。
その全文を紹介させていただきます(誤字は原文のまま)。

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黒のポルシェ356で、だれか私を迎えに来てえ〜ウフッ

「好きな人といたら帰りたくないよネー」
GORO今年最後の大プッシュGAL
理沙クンの自己紹介モノローグ。

山本理沙
 ウフッ、ウッフフフゥ――ッ、 17歳の理沙です。11月21日にぃ、VAPレコードからデビューします。 曲は『11月の夏』。もう、サイッコォ!ですから。応援してくださいネッ、ネッ♥
 私、ホンットに歌手になりたかったんです。中学時代は、毎日、学校から帰ってくると、 30分間、コタツに入ってオヤツ食べてから、6時から7時30分まで歌のレッスンしてたんですよぉ、 ラジカセで。ほら、カラオケのカセット・テープってあるでしょ。あれで、明菜チャンの『セカンド・ラブ』 とか歌ってたの。
 高校に入ってから、札幌から横浜に越してきて、芸能界にちょこんて入りました。あの大映テレビのシリーズに ずうっと出てたんですよ。『不良少女と呼ばれて』→『スクールウォーズ』→『スタア誕生』って。知っててくれましたか?
 デビュー曲は、ちょっと気の強い女のコの失恋の物語。なんとなく、私に似ているんですよね。 「ゴメンナサイ」の一言がいえないで、"かわい気のない女"になっちゃう。ウーン、グスン。
 私も、すごい負けず嫌いで、泣き虫なの。小5のときの運動会の100b走でね、ゴールのテープを切るとき、 胸の出っぱりの差で負けちゃって泣けちゃったの。悔しかったなぁ。
 エッ、今のサイズ?ウフッ、ウフッウフッ。身長156aでぇ、上から80→58→84です。なかなか、立派になったのよ。
 中学時代は、ラブレターいっぱいもらって、人気者だったんですよ。でね、名前が気に入らない人は、すぐ捨てちゃうの。 もちろん、「イイなぁ」って人からも来たけどぉ、自分から「私も好きです」なんて、絶対ダメ。両思いだったんだぁって、 すっごくうれしいくせに、憧れてる気持ちだけでいいって思っちゃう。つき合って嫌われたらどうしようって、気が小さいから 考えちゃってぇ・・・・・。
 ウーン、理想のデートはですねぇ、まずカレのクレマは、絶対、黒のポルシェ356じゃなきゃ、イヤ。でね、赤坂プリンスの 新館で待ち合わせて、第3京浜で横浜にいくのね。埠頭の『スターダスト』でお茶して、山下公園をワケもなく歩くんですねぇ。 そのあと? ウフッ、ウフフッ、ウフッ。だってぇ、やっぱり、夜遅くなるとぉ、好きな人といっしょにいたら帰りたくないしぃ・・・。 黒のポルシェなんて無い物ねだりするのも、甘えん坊だからなんですよね、きっと。
 でも、今はお仕事で頭がイッパイ。やっと目標に近づいたんだし、がまんするの。11月21日には新宿ルイードでライブもやります。 お手紙待ってます。プレゼントも受け付けてまーす。
 甘えんぼの17歳ですけど、よろしくお願いします、ネッ♥


雑誌記事再録 山本理沙メモリーズ

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