雑誌記事再録
●インタビュー
『THE SugAR(ザ・シュガー)』1986年3月号掲載

すごくオモシロイ子なんです♥

(前書き略)

――いきなりだけど、性格の話から。
R 気がつよくて泣き虫で負けず嫌いで、だけど、けっこうおちこみも激しい(とここまでイッキ!!にしゃべってくれた。 理沙ちゃんの声は舌ったらずで早口♥)
 本当に負けず嫌いなんですよ。そのくせ泣き虫な理由はね、負けたくなーいって思うと泣けてきちゃうの。

――何に対してもってワケじゃないでしょ。
R じゃないですねっ(笑)
 長所でいうと、根性がすごくあること。短所でいうと・・・・・なんだろうな・・・・・すごくこうカッときやすいところかナ?

――何に対しても?
R もちろん理由があることに対してですよオ!! だいたい仕事面ですよね、負けん気が出てきたりするのは・・・・・。
 ふだんはホントにふつうの女の子ですよ。長電話が好きでショッピングが好きで・・・・・。

――どう、友だちといてよくしゃべる方?
R 両方ですね。しゃべるときは、すごくしゃべるし、きくときはきくし。ハッキリ言って、すごいオモシロイ子なんですよねェ(笑)

生放送っぽい電話しています

――好きなコトは?
R 写真を撮られるのって、すごく好き♥ 特に、スタジオに入って、暗くなって・・・・・自分とレンズが向かいあってるみたいな。 あのカシャカシャ♪って音が気持ちいいんですよね。
――写真を撮られているときって、どういうことを考えているの?
R 別に何も考えてませんね。ただキレイに撮って貰おうっ・・・・・と表情を考えたり・・・・・。
――他にたのしみは?
R 友だちと長電話すること。いつも一時間くらいしゃべってますねェ。お母さんに、もうやめなさいって途中でストップがかかっちゃうんですよ(笑)  以前は毎日30分くらいしゃべってました。かけないと、なんか眠れないんです・・・・・このまま寝ちゃうと、絶対に友だちからかかってくるなって思うし・・・・・。
――話の内容は?
R 早く休みになったらどっかへ行こうよとか、テレビ番組の話題とか・・・・・お湯がわいたから止めてくるね、とか(笑)
――わりと生放送っぽいんだァ。
R 相手は迷惑ですけどねェ。
――じゃあ、趣味は?
R ポストカードを集めたり、ボタンを集めたり。ポストカードのほうは、モノクロっぽい写真、それと絵も多いですね< あ、でも、集めだしたのは、つい最近のコトです。
――つい最近じゃない頃は?
R なんにもね、特別、趣味がなかったら『趣味はなんですか?』って訊かれるのが、いちばん困りましたね。
――音楽なんかは?
R あ、それはしょっちゅう聴いているから、なんか趣味ってカンジがしませんね。好きなのは、洋楽で、 ライオネル・リッチー、フィル・コリンズ、ドナ・サマー、シカゴ・・・・・。
――ここ一、二年ショートカットが流行して、みんな髪を切ったじゃない。でも、ほとんどの女の子が、切らなきゃいいのにってカンジ。 その点、理沙ちゃんってすっごく似合ってるもんねェ♥
R 本当は髪を長く伸ばしたかったんですけど、中途ハンパがイヤだから切っちゃったんです。でも、今はまた伸ばし始めています
――自分ではどう?
R 似合ってると思います。切ったときですか? なんかカワイイなと思いました。そんなに切ったっていう実感はないですけど、シャンプーしたとき、ああ短くなったなって(笑)
 伸ばす理由は、20歳ぐらいでちょっとオトナっぽい方がって思ったからです。

――自分のカラダで○と×は?
R 好きなところは、左目。顔にしても左側の方が、自分では好きなんです。嫌いなのはね、首から下。
――ウソォ!!手や足は細くて罪がないじゃん。
R だから、首から下のボディの部分。イマイチ美しくないんです(笑)
――歌ってけっこう小さい頃から好きだったの?
R 4つくらいから流行歌うたってました。ホント好きでしたねェ。
――そうなんだ。CMやってて人気が出て、それでレコードを・・・・・のパターンかと思った。
R もともと歌手になるためにスカウトされたんですよ。それで、デビューまでのレッスン期間中、CMやドラマにも出てたってカンジかな・・・・・。
――これだけじっくりレッスンすると、歌にも磨きがかかったでしょ?
R 特訓のおかげで、なんか考えながら歌うようになって、自由にのびのびとできなくなったんです。レッスンの先生にいろいろ注意されると、そこのところが気にかかってしまうし、かえって自分ではマイナスのような気もしますね。
 昔だったら、自分の歌い方で好きなようになってましたからね。この間、前のテープをきいていたら、今より楽しそうに歌ってるなあって・・・・・

ライブ命!目指せニューヨーク

――レコーディング・スタジオの雰囲気は?
R 好きです。そんなに緊張もしません。今回のアルバムは、ライブでいつも歌ってる曲がだいたい入ります。音的には、すごくおしゃれで、流行を追っかけてますね。
 特に好きなのは、『さよならは秋の気配』っていう本格的なバラード。ハンパじゃなくて、すごくバラード♪バラードしてるんです。

――ずっとライブ活動してきたわけだけど、ライブのよさは?
R お客さんと一つになれるところがいいですね。みんなが一生懸命応援してくれてるのがハッキリと肌でわかるし・・・・・。
 バンドの良さですか? 最初からリハーサルしてきてるし、メンバーはよく知っている人たちだから、それでまず安心感が違いますよ。
 テレビだと緊張するのはなぜかナと思ったら、バンドと一緒じゃなかったからなんですね。

――シンガーとしての、これからは?
R アルバムが売れるような――そんな歌手になりたいです。将来の夢としては、夏に日比谷野外音楽堂でライブをやりたい!!  それと、もっと大きな夢は、ニューヨークのセントラルパークで、コンサートを開けたらなァ・・・・・なんて・・・・・。
 もちろんアイドルとしても、みんなに支持されたいです。

――人にみられるのが、すごく気持ちいいんだって?
R 気持ちいいですね(笑) 電車に乗ってても、意識してますよ・・・・・あっ、こっちを見てるなァって。
 それと、服装によっても気持ちってかわりますね。たとえば服装をピシッときめると、背筋もピシッときまっちゃうし。

――バースデーの7月7日についてどう?
R 10ヶ月のところを9ヶ月で生まれたんです。で、7月7日生まれにかんしては、とっても気にいってます。七夕祭はやらないでバースデー1本(笑)
――好きなBOYSのタイプは?
R 内面のカッコイイ人がサイコーですね。内面がカッコイイと、外見なんかもカッコよくみえてきますからねェ。たとえばサザン・オールスターズの桑田さんとか。
――自分の年齢とくらべてみてどう?
R 大人の人たちにまじって一緒に仕事しているせいか、そういう意味でふつうに学校にいってる人たちより、精神年齢が少し上かもしれませんね。
 ただそれは仕事上のことで、ふだんはホントにふつうの女の子ですよ・・・・・ショッピングに行きたいとか、遊びたいとか。

――ファンに向けて最後に!
R ぜひアルバムをきいて下さい。これからも一生懸命がんばるので、応援してくださいねっ。おカゼなんどひかぬように、みんなもがんばって下さい♥

雑誌記事再録 山本理沙メモリーズ

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